夜己「仕事だるい、超だるい、クソだるい」
哉乞「PCのファン変えないと。修理出すと戻ってくるの時間かかるしなー」
斗紋「仕事だるいっつったって俺たち趣味とか持ってないしよー」
哉乞「え、僕発明趣味ですけど」
夜己「遊気は作曲が趣味だし」
斗紋「え・・・趣味ないの俺だけ?」
夜己「散歩でもしてきたら? ほら、花の写真撮るとかねー」
哉乞「いいですねぇ、じじくさくて」
斗紋「待て待て、俺は健康オタクじゃんか」
哉乞「で、夜己さんは?」
夜己「あ、あたしこそ趣味ないのか」
斗紋「数学じゃねーの?」
夜己「なんかあたしはねー、残ることがしたいんだよねー」
哉乞「じゃ仕事じゃないですか」
夜己「まぁーそうなんだけどさ・・・なんて言うか・・・あ、それと、嫌われたいって言うのかな。傷つきたいって言うか」
斗紋「あーなんかそれ分かる。」
夜己「なんだろう? 恵まれすぎてるのかな」
哉乞「恵まれすぎてストレスってことですか?」
夜己「わかんないけど…なんだろ…なんか…うん」
斗紋「じゃさ、カフェでバイトとかすりゃいんじゃね? サービス業」
哉乞「いやいや、斗紋さん。自分が奉仕したくてするのと、期待に応えるのとじゃ意味合いが違うんですよ」斗紋「なるほど。つまり、奉仕しなくていい社会で奉仕することが快感だと」
夜己「嫌われたいって所が入ってないわよ」
哉乞「押しつけがましい人って嫌われますよ」
斗紋「分かった、つまり訪問販売だな」
夜己「うーん。つーか別に趣味を仕事にする必要ってなくない?」
哉乞「訪問販売する趣味をすればいいじゃないですか」
夜己「え・・あっじゃあ今から訪問販売するから付き合ってよ」
哉乞「え」
夜己「ピンポーン♪」
哉乞「あ、はーい。ガチャ」
夜己「あなたは神を信じますか?」
哉乞「え、そういう系の訪問販売なんですか?」
夜己「いいから答えなさいよー。」
哉乞「信じますよ。こんなカワイイ女の子と会わせてくれたのですから」
夜己「あらっ、やーだーもー」
斗紋「販売しろよ」
夜己「見てくださいこの勾玉。これを持っているとあなたの守護霊と会話することができるんです!」
哉乞「へー、便利ですね。ところでおねーさんは守護霊とか見える人なんですか」
夜己「見えますよ」
哉乞「例えば僕の守護霊は」
夜己「あーアンタの守護霊はねー、トーマスエジソンかなー」
斗紋「おっすごいの引き当ててるな」
夜己「あと手塚治虫とビンセントファンゴッホ」
斗紋「みんな早死にしてるな」
哉乞「みんな発達障害者じゃないですか」
斗紋「てか守護霊って普通親戚のおじさんとかがつくんじゃねーの?」
夜己「そなの?」
哉乞「じゃ僕が夜己さんの守護霊見てあげますよ。勾玉貸して下さい」
夜己「アタシの守護霊はオートリー・ヘップバーンにきまってるでしょ」
斗紋「なんでお前らそんなに意識高いんだよ」
トネ「夜己や・・・」
夜己「えっその声はまさか田舎のトネばーちゃん!?」
トネ「夜己や…お前さん、まだウチの田舎にアンタの中二病の頃の日記がしまってあるぜよ・・・」
哉乞「・・・。」
夜己「ぎゃーやめてー!」
トネ「あとその勾玉はワシのじゃから返せ」
夜己「あ、はい、スミマセン」
トネ「これでようやく成仏できるのう・・・」
哉乞「・・・・。オードリーヘップバーンじゃありませんでしたね」
夜己「黙れ」