夜己「そーいや昨日小畑健の絵かく動画見てた」
哉乞「おお、どうでした」
夜己「久々にああいうの観た、なんか昔を思い出した」
哉乞「内容は?」
夜己「内容は別になんか普通…意外とペン入れが適当だなって思った」
哉乞「へ?」
夜己「いやなんか…早いから…下絵と違うし。あれミスってんだなーと」
親に理解されないと理解するまで26年かかった
夜己「超暇」
哉乞「んーたしかに」
夜己「ルパパトの話したしー、Vtuberの話したしー、青少年アシベの話したしー、女子釣りの話したしー、SPDの話したしー、友達ほしい…なんでいないの?」
哉乞「わかりません」
夜己「優しさを求めすぎ、優しくしすぎた…あたし別にプロになりたいわけじゃないの」
哉乞「うん」
夜己「ただ、創作したいだけなんだ。」
哉乞「driveはお金払って書いてもらうって手もあるんじゃないですか?」
夜己「あるね、逆にdriveはお金要らないとも考えられるが」
斗紋「つーか逆に正義の味方職業ってなんだ?」
哉乞「警察官とか、裁判官とか、保母さんとか、研究者とか?」
夜己「飼育員さんとか」
哉乞「俳優もですよ」
夜己「だね~! 誤解されるもんね~!」
斗紋「けどやってることはエンタメだからちがう」
夜己「勧善懲悪の作品なら? のみなら?」
斗紋「おおお」
哉乞「夜己さん、やっぱり役者になるんですか」
夜己「なろうかなあ…。あー、なんか、生きる気起きねー。世の中には頭のいい人がたくさんいるのに、なんであたしまでその土俵で頑張んなきゃいけないんだろ。才能がなくてつらい…。」
哉乞「あははは、才能のあるふりをする才能はあると思いますけどね」
夜己「確かに役者にはなりたいです。なりたいです」
斗紋「…なるか?」
夜己「あたしは頭は悪いの、仕事しながら夕飯の献立考えることもできない。頭が悪いのって、不公平だよね!」
哉乞「暑いー」
夜己「頭も痛い」
哉乞「けど格差はあるんですよ、あるんですよね」
夜己「あたしも戦隊ものの脚本書きたいよぉ」
哉乞「戦隊ものの脚本家ってやっぱりみんな戦隊ものの脚本書きたかったから戦隊ものの脚本書いてるんですかね?」
夜己「明日はバイト初日だー!」
哉乞「うおー! 燃えますねー!」
夜己「スマホの充電だけが心配…。」
哉乞「…。」
夜己「てかあたし香村ってひとに嫉妬しかできてない、やっぱ観るのやめようかな」
哉乞「尾田栄一郎にも」
夜己「あたしさー…ONEPIECE観て漫画家になりたいって思ったの。正確には、ONEPIECEを褒めてる周りを観て、漫画家になりたいって思ったの。あたしね、褒められたかったの。ずっと、変だって言われ続けてきて、ずっと、社会からつまはじきされてて、漫画家になれば、褒められると思ったの」
哉乞「岸本斉史の認められたいっていうのとは違うんですか?」
夜己「わかんない、あたしは、認められるっていうより、褒められたかった。認められることは諦めてた、て言うより、芸術的なことをして著名になって、無理矢理認めさせるみたいな感じ、すごい、憧れてた。けどさ、そうでない人もいて」
斗紋「いやでもさ、小瀧はさ、同じ天才側の人間じゃん。同じ発達障害者だからいいんだよ、認められなくても。」
夜己「違うの、あたし一人じゃだめだから…だから、仲間になりたかったの…。」
哉乞「小瀧さん以外にもたぶん、いますよ、仲間は」
夜己「あたしさ、プロになりたいとか、そういうの今ほんとにないの。発達障害って分かったことで、社会的な承認欲求がそこで満たされたらしくて」
哉乞「欲求って最後はヒトラーみたいになるだけですよ」
夜己「欲求を満たしたいわけじゃないけど…あたし、もうだめかも。悪いものを吸収しすぎて」
斗紋「お前はもう、死んだのかもしんねーな」